いつもの一ツ木通り

つづき



回る寿司は体力がいるんです。

あのレール

だいたい一周どのくらいの距離かわかりますか。

だいたい人間に換算すると

皇居一周と同じくらいです。

皇居一周と言ったら約5キロ

生後2ヵ月の赤ん坊と同じくらいでしょうか。

犬で言ったら5、6歳ですか。



とにかくもう消費する体力がはんぱじゃないんです。



そんな、一生懸命回ってるのに、

ちょっと、

ほんのちょっと乾燥したかな、ぐらいで

「大将、あれ握ってよ」

なんつって。



いやいやいや、

あなたの目の前今通ってるんですけど、と。

それも聞こえるように言うことないじゃないかと。




もう。

回ってない寿司屋行きなさいよ。

もうはらわた煮え食ったね。

ああ煮え食った。







まあ

そうね

乾燥した寿司は食えたものじゃない。
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# by isao_1111 | 2009-01-12 21:30

傘も差さずに原宿

最近やっと、寿司の仕事にも慣れてきました。

と言っても僕はまだ見習いという立場なので

自分一人だけで仕事をするということはできませんが。



そして今は他の部署を体験するということで

回る寿司

これを体験しているところです。



回る寿司

一見してただレールに乗って運ばれているように見えますが

実際は全く違うんです。



まずあのレールね、

手動です。



一見優雅に回ってる寿司ですがレールの下では必死で足をバタつかせているわけです。

それに加えてネタの乾燥がやばいです。

先輩のなかには油とか塗っているひともいますが

僕はもっぱら肌水です。

しっとりと。




つづく
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# by isao_1111 | 2009-01-12 21:18

自分勝手に空を飛ぶ

まあ僕はまだ新人なので

ネタ的にもかんぴょう、カッパレベルのものですが

僕の一つ先輩は玉子やイカなんかのっけて

先輩風なんか吹かせています。

一つ上でも先輩は先輩。

というか周りはすべて先輩です。

そのイカにも頭があがらないので

出勤してきたらまず店の掃除をして

先輩の寿司たちにお茶を入れて

シャリの準備だとかネタの準備だとかするわけです。


ほとんどの先輩は素晴らしい方ばかりですが

なかでもすごいのは

二年目にして早くもエビを乗っけているマサオさん(仮)です。

マサオさんは仕事もできて人付き合いもできる

憧れの先輩です。

載せるネタもエビやマグロなどの中堅どころのものですが

たまたまヘルプ的に玉子や鉄火になったときも

嫌な顔ひとつせずに一所懸命に仕事をしていた

とても尊敬できる先輩です。




とにかく寿司としての第一歩を踏み出しました。

エンガワになって現場を動きまわるか

中トロ、イクラ級の幹部になって管理職として稼ぐか

目標がまだ定まらないところではありますが

何事にも取り組んでいこうと思います。
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# by isao_1111 | 2009-01-04 09:53

魚眼レンズで君を覗いて

晴れて寿司としてデビューしました。




寿司としての最初の配属先はなんと


全国の寿司たちの憧れでもある


築地


でした。




初めて親方ににぎられ

客の前に出されたときは

そりゃあ緊張しました。



まさかの中央市場。


いきなりの本番。



最初は当然回る寿司だろうとたかをくくっていたものだから

初めて見る回っていないステージには冷や汗ものでした。
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# by isao_1111 | 2009-01-04 09:12